まだ間に合う!クリスマスケーキを賢く選ぶ方法2022

ケーキ屋への道
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早いもので、今年もクリスマスの季節が迫ってきました。

ケーキ業界では既にケーキの予約も始まっています。

コンビニやデパート、スーパーなどは、いつから準備しているんだろう?

あのような立派なカタログを作るのにはかな〜〜り前からお店側と交渉したり、試作をしたり・・

個人店では考えられない程の労力でしょう。

それが全て価格に加算されていることを消費者はよくよく考えるべきです。

今日は長くこの業界で働いている私がクリスマスケーキの賢い選び方を紹介しましょう。

あくまでも私の考え方ですので、ご了承ください。

それで始めていきましょう!

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クリスマスケーキはどこで買うのか?

皆さんはどこで購入を考えているでしょうか?

大まかに分けるとこのような感じでしょう。

1、インターネット通信販売

2、コンビニ・スーパー

3、デパ地下(大手洋菓子店)

4、個人店

一つずつ解説していきましょう。

インターネットで購入

ますます、競争が激しくなる通販業界。

メリット

・24時間いつでも選んで注文できる

・多くの商品から選ぶことができる

・早めに購入しておける

デメリット

・クリスマス時期は配送時間が不安定

・描いていたイメージとのギャップが大きい

・プロから見ると割高

ネットで販売するケーキは、ほぼ冷凍品になることです。

生クリームなどは配送が難しいからです。

冷凍に耐えられるケーキとなると、

いちごの乗っている生クリームのケーキは無理ですね。

そうなるとチーズケーキ、ムース類、チョコレートケーキなどになります。

飾りはチュコレートが中心になるでしょう。

冷凍の良い所は、少し早めに注文をしておき冷凍庫で保管、

前日に冷蔵庫で解凍すれば美味しく食べられます。

実物を見られないので、大きさのイメージも難しいと思います

サイズが書かれていると思いますので、こちらを参考に

4号 12cm

5号 15cm

6号 18cm

お気付きになられた方もいると思いますが号数に×3をするとケーキの直径になるんです。

通信販売に慣れている方ならば理解していると思いますが

送料無料につられてはいけません。

送料が無料になることはなく、実際にはケーキの価格+送料=販売価格 

になっていことをお忘れなく。

ですからプロから見ると概ね高めの値段設定になっています。

以前購入して満足したお店がある方、買いに行く時間が取れない方、

近所にお店が無い方は検討してみるといいでしょう

コンビニ・スーパーで購入

メリット

・数店舗の中から選ぶことができる

・時間を効率よく使える

デメリット

保管が雑

・プロから見て割高

ホイップクリームを主に使っている

クリスマスは何かと買うものが多く少しでも時間を節約したいですよね。

そんな時に便利なのがスーパー・コンビニでしょう。

他の買い物と一緒にクリスマスケーキを受け取れますし、

コンビニならば帰り道で受け取れますから時間に余裕がない時には助かります。

そして毎年店頭には素敵なカタログが置いてあります

(このカタログも価格に上乗せされています)

種類も多いですので選ぶのも楽しいですよね。

気をつけて欲しいのは、有名シェフが作るクリスマスケーキ

などと書かれていても、本当に有名なのか??よ〜〜くカタログを見てください

監修と書いてある場合が多い事に気がつくはずです。

実際に作るのは別人です!間違いなく!その点も考慮して選ぶといいです。

不安なのはアルバイトやパートさんがケーキを扱う所です。

知識が少ないですから、どのような場所で保管しているのか?

しっかりと冷蔵庫で丁寧に扱われているのか?という所です。

繊細なケーキですから暖房を入れてある場所に置かれたり、

少しでも箱を傾けて持つことでケーキの品質が落ちます。

カタログで注意して欲しい点は、ホイップクリームか生クリームかの違いです。

原材料表示が厳密になったので

植物性のクリームを使用した場合にはホイップクリームと表示されています。

本来は生乳から作られた生クリームを使う方が断然美味しいですからね。

ホイップクリーム使用のケーキはコンビニ・スーパー系列は多いです。

保管や配送、製造日の事などを考えると企業としては、

ここを妥協するしか方法が無いのだと思われます。

ケーキの価格+立派なカタログ+監修費+配送料=販売価格ですから割高なのも仕方ありません。

デパ地下(大手洋菓子店)

メリット

リッチな気分を味わえる

・デザインが素敵

・満足度が高い

デメリット

・店舗が限られる

・保管の不安

・価格はかなり高め

デパ地下や大手洋菓子店は、さすがにオシャレです。

見た目も味も満足度が得られます。

デザインも毎年変わるので選ぶのも楽しいですし、

クリスマスという特別な日に少しリッチな気分を味わいたい方には最適だと思います。

ただし、地方ですとデパートまでが遠いですし、

有名な大手洋菓子店も数少なく購入できる人が限られてきます。

クーラーBOXを持っていけば1〜2時間は品質も守られますから、

少し足を伸ばして購入されるのもいいかもしれませんが、

時間の無い方は諦めるしかありません。

デパ地下や大手洋菓子店でも販売だけをされている店舗ですと、

やはり配送の不安はあります、保管冷蔵庫もしっかりと確保されていればいいのですが・・

大手洋菓子店は注文数も多いですから、そこに人件費もかかります。

ブランドイメージもありますので、価格設定も高級です、

それでも満足度に繋がるのでしたらお勧めできます。

個人店で購入

メリット

製造直売

安心

・特注ができる

デメリット

選択肢が少ない

・駐車場が少なく混雑する

・普段よりも高い

私のお店もここに入ります。個人店は小回りが効きます。

大手では予約が早めに打ち切られてしまいますが、

個人店は前日でも間に合ったりします。

品質を落とすと自分の首を絞めることになりますから、必死に美味しいケーキを作ります。

店舗によっては、徹夜して少しでもお客様に良い品を届けようとします。

作り手の顔が見えるので安心感もありますし、

常連の方は特注なども受けてくれるお店もあります。

しかし、人手が無いので多くの種類は作れません。

小さなお店が多いので駐車場も少ないお店も多く車での来店は時間を考慮する必要があるでしょう。

時間帯によっては混雑しますので時間が購入までに時間がかかる場合も多いです。

価格設定も普段よりも高くなります。

普段よりは人を使うので人件費+高騰する苺+儲けさせて〜=ケーキの価格になります

クリスマスケーキの価格について

長年クリスマスケーキを作っている私がビックリするほど、最近の価格設定は高い!です。

カタログを見て、???どうしたら、このような値段になるんだろう?と感じてしまいます。

決して私の店で使っている材料が安いものを使っているわけではありません!

同等かそれ以上の材料を使っている自負があります。だからこそあえてお客様の為に苦言を呈します。

価格設定が高くなる理由は以下の通り

1、いちごの価格が高騰

普段はLサイズ1粒30円〜50円くらいなのですが、

クリスマス期間になるとその3倍〜5倍になるんです。

それを見越して価格設定をしているのは確かにありますし、その気持ちもわかります。

特に最近は高騰しています。

カタログに見本を載せてしまっているので、デザインを変えることは許されません

クレームの対象になるからです。

その影響もあって、前もって損をしないように高めの設定になっているのですね。

個人店では臨機応変に、例えば苺のサイズをLでは無くSや2Lを使ったり、

もっと大きなイチゴをハーフにして使ったりと工夫しながら、

お客様の満足度は下げないように対応が可能なんですね。

ですから価格設定もお財布に優しくできるんです。

2、人件費

ケーキは作り置きができません(一部のホイップクリームを使う大手を除く)

1日でどれだけできるかが勝負なんです、そうすると人手が必要になります

臨時にアルバイトやパートを雇わざる負えな区なります。

そうするとその人件費は価格に反映されてしまう訳です。

これはどうしようも無いので理解してあげてください。

3、宣伝費

派手なカタログや広告、そこには全て費用が発生しています。

立派なものになればなるほど、撮影料デザイン料、広告料が高くなります、

それはケーキの値段にもちろん加算されるんです。

これはケーキに限った事ではありません。

個人のお店は顧客がターゲットですから、ここの部分が加算されていません

その分、価格も安く抑えることができます。

4、クリスマスケーキは多くの方が購入する

本音を言えば私もここに甘えている部分があります

私のお店ではホールケーキ以外にショートケーキも数種類作ります。

商売としてはホールケーキを売る方が手間隙を考えると儲けは大きいんです。

手が回らないお店ではクリスマスはショートケーキは作らない所もあるようです。

私は家族が少ない方でもクリスマス気分を味わってもらいたい

そんな気持ちで、できる限りのショートケーキも作ります。

クリスマスバージョンにして普段より高めの価格で販売しています。

クリスマスは多くの方が購入してくれるので普段より儲けたい

その気持ちもあります。他のお店の考えは分かりかねますが、

少々高くてもクリスマスケーキは売れる!

その気持ちが高めの価格になっているのは否定はできません。

クリスマスケーキはどこで買うのが得なのか?

地元に密着したお店は、信用第一で商売をしています

それは少しでも信用を落とせば自分の首が絞まるからです。

品質を落としたり手抜きをすると、すぐにお客様にはわかってしまいます。

気を抜くことができません。ということはお客様にとっては良い商品を作っているわけです。

クリスマスに普段通りに作れるかどうか?ここがお店を選ぶ秘訣です。

ライフスタイルによって、様々なクリスマスケーキが提案されているわけですから、

好みのケーキを選ぶのが一番良いと思います。

それでも、あえて私のような個人店。

仕入れ、製造、管理、販売まで

全て責任を持って販売されている地元密着のケーキ屋さんをお薦めします。

前もって気になるお店に行き、何個かケーキを購入して、

この味が好き!そんなお店を探してみるのもいいでしょう。

接客や電話の応対などにも人柄は出るものです。

そして、それは菓子の味にも大きく影響します

まとめ

選択肢はたくさんある

ケーキは繊細な商品である

保管や配送も考慮しよう

デザインだけに誤魔化されない

価格は様々な要素で決まる

コスパ最強はやはり地元のケーキ屋さん

参考になれば嬉しいです。今年もメリークリスマス〜と笑顔で迎えられますように。

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UP時間  2022/12/21 21:59

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