ケーキ屋は儲かるのか?税務調査がやって来た

ケーキ屋への道
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開始時間  21:08

自営業者には、避けて通れない税務調査。。

ある日突然、その日がやってきます。

そんな時にも慌てないように、過去、2度の税務調査を受けた経験から、日頃の心構え、税務調査員が来た時の心構えなどを書いていきましょう〜〜

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税務調査は怖くない

まず、押さえておいて欲しいのは、税務調査員は敵では無いということです。。

ご自分で経理をされているのならば、ここがチャンスとばかりに、普段疑問に思っている所を勉強するくらいの心構えがあると、こちらの気持ちの余裕につながります。

税務調査員もお仕事で来られるわけですから、どうぞどうぞ!!見ていってください。。この姿勢が大事。

敵視すると、調査員も、意地になって手加減してくれなくなります。。税法は税務調査員の方が絶対に詳しいですからね。。

経費として認めるかどうかは、税務官の腹ひとつで決まるところもあるので、なるべく穏やかに。。

税務調査は電話がかかってきます

よほど、悪質でなければ、税務調査員から電話がかかって来ます

「税務調査に伺いたいのですが?○日は都合がよいでしょうか?」こんな感じで。。

都合が悪ければ、他の日を指定する事もできます。。1週間以内くらいなら対応してくれるはずです。。

その際に準備しておくものを、告げられます

・帳簿(パソコンの帳簿でOK)

・家族全員の名前と生年月日

・預金通帳

・領収書

・取引伝票(売掛金 買掛金 など)

・過去5年分のレシート

このくらいだったと思います。株式を持っていれば、その証券会社名も聞かれると思います

税務調査の日までに必ずやっておくこと

ここは大事ですので、しっかりと読んでください。

・帳簿の現金出納帳の金額と、実際にある現金を合わせておく

私は調査を2回受けていますが、1度目は全額の現金を数えました、2度目は店の売上金の金額を合わせました。

どちらにせよ、しっかりと1円の誤差も無く合わせておいてください。

どうして毎日の売り上げやお釣りなどの出し入れで、誤差が出てしまいますよね?その言い訳は通用しません。1円でも誤差があるとどうして合わないのでしょうか??という突っ込みが入ります。調査の日には必ず、合わせておいてください。

レジのお金は釣り銭の金額を把握しておきましょう。。大体が午前中に来ますので、それまでの売上金をレジで出して、引いた分が釣り銭の金額と合うようにしましょう。。間違っても「家は毎日なんて合わせてられないからやってないよ!」などと言わないように。。

こちらのマイナス点をできるだけ抑えるのが税務調査を乗り切るポイントです

・カレンダーをチェックしておきましょう

税務調査員はトイレを借りる際にも必ずカレンダーはチェックします、お店に入ってきた時から、中に案内されるまで、隈なく見ています

使われている金融機関や、証券会社をチェックするのです。後ほど預金口座を聞かれた時に、カレンダーはあったのに、提出された金融機関名や証券会社名がリストになければ、そこを突かれます。。まあ、正直にやっていれば問題は無いのですけれど・・・

・帳簿を隅々までチェックしておきましょう

これも、かなり負担にはなりますが、売上帳 仕入れ帳 経費 しっかりチェックして、記入漏れは無いか、領収書の無い経費を経常していないか?専従者給与、従業員給与 などの漏れが無いかチェックしましょう。。金額が大きいものをミスしていると、現金との整合性が取れなくなりますので。。。ここをまずチェックして、現金を合わせるようにしましょう。。


税務調査への心構え

・税務調査官に教えていただく

このくらいの心構えが必要です、自分で経理をしている場合には、完璧にできているわけがありませんから、この機会にしっかりと正していただいて、今後の経理ではしっかりとできるように。。その為の勉強だと思ってください。

・聞かれた事には素直に答える

逆に言えば聞かれた事以外には答えない。これも大事です、調査員もプロですから、自分が欲しい情報を聞き出そうと、いろんな話をして来ます、なるべくそれには乗らないように。。私は、言われた資料を提出した後には、仕事に戻り、「聞きたいことがあれば呼んでください」と言って仕事をしていました。。仕事を止めてまで付き添えとは言割れませんでした。。聞かれたことに答えては、また仕事に戻る、この繰り返しでした。。

・わからない事は、曖昧にしないで

ここも非常に大事です。。調査員に「こうだったんじゃありませんか?」と聞かれて、「あ〜あ、そうだったのかもしれません」これはアウト!です。言質を取られたことになりかねません。。わからない事には、「今は思い出せないので、しっかりと調べて後日返事をします」こう答えましょう。そしてしっかりと調べてから調査員に伝えるようにしてください。

・会話を録音してもいいか?聞いてみましょう

私の場合には、「後で言った言わないになるのが嫌なので会話を録音してもいですか?」とお聞きしました。返事は「録音するようでしたら、この調査はできませんので」と断られました。。  あまり良い印象は与えないかもしれませんが、、調査員には”下手なことは言えないな”という予防効果はあると思いますので、、今はもしかしたら録音OKかもしれませんので、こちらを守るためにも一言聞いてみるのもいいかと思います。。

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税務調査の進み方

午前中の早い時間に来ます。12時〜13時は昼休みで一旦出ていきます。13時から再開し遅くても17時には帰られます。

まず、税務調査員の顔写真入りの証明書のようなものを提示します。

調査をする場所に案内します。

軽く会話をします。お店の開業年度 定休日や家族構成 など

具体的な話に入っていきます。毎日の現金の取り扱い 帳簿への記載方法 経理担当は誰なのか? 家族の名前、生年月日(これは後々、銀行口座を調べるのに使います) 株式売買の有無。有る場合の税金の支払い方  主な取引先(この際に 伝票や領収書のことも聞かれます) 

それから、帳簿の提出(パソコンの場合には画面を出してあげて、操作方法を簡単に教えてあげてください) 伝票 領収書 過去のレシートなどを提出します。

この前後に現金と帳簿を合わせる作業が入ります。現金出納帳の残高を確認して現金を数える  もしくはレジのチェックです

ここまで行うと、調査員が帳簿を調べていく作業に入りますので、会話を避ける為にも仕事に戻りましょう。。側についていて良いことは一つもありません。。呼ばれたら行って聞かれたら答える、、この繰り返しでいいと思います。

17時近くになると、領収書や過去のレシートの持ち帰りをしても良いか聞かれると思います。。私は特にやましいこともなかったのでOKしましたが、断ることもできます、、作業はこちらで行ってください。と言えば持ち帰りはできないはずです。。調査員も現地で調べる事は限られるので、持ち帰らせない方が賢いかもしれません。ただし、この場合には家に来る回数は増えますね。持ち帰ればその調査を税務署で行うので、その間は家には来ません、その代わりじっくりとは調べられます。。どちらが良いのかは一概には言えません。。

後日、電話で調査員が疑問に感じている所を聞いてきたりします。答えられる部分は答え、わからない部分は後日お答えしましょう。

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調査員はお土産は必ず持っていく

税務調査が来た場合には、何かしらのお土産は持っていきます。これは覚悟しておきましょう。悪質でなければ修正申告で済みます

私の場合は1度目が 経費として認められないものがあった+何故か領収書を出した売上が、前後3日ほどのレシートに乗っておらず売り上げの申告漏れで 修正しました。記憶をたどると、確かお得意さんで法事をされた時に、後から領収書を出したので、日付が合わず、、またそんな時に限って5年分のレシートの中に、その3ヶ月分のレシートが見当たらないという、、証拠が無いと、これが日常行われていたのでは??という嫌疑がかけられて、みなしで売り上げを経常させられて、修正申告しました。。

1つ問題があっただけでも、数年に遡って税金がかかってきますので、まあまあの金額が取られましたね〜〜

それ以後は領収書を出す場合には、本当に気をつけるようになりましたし、経費で認められない部分も勉強しました。。

金額を記入しない領収書など、怖くて出せないですよ。。昔はそれを望むお客様もいましたしね。。

2度目は、1度目の経験から、本当に慎重に経理も行っていて、やましいこともなく、問題はほとんどありませんでした。

どこを突かれたかといいますと、売掛金

家はほとんど掛売りはしておらず、していても1ヶ月後には入金されるので、そういう振り分けはしておらず、入金された時に売り上げとして経常していました。以前の調査の時にもそこは、全く指摘されなかったので、そのままで帳簿をつけていたのです。

12月に売り上げた分は翌年の1月に入金されます。。ここを突かれました。。その年度の売り上げとして売掛金で経常していないので、そこを修正申告してください。。ですと。。たかだか12000円くらいですよ。。しか〜〜し。税務処理として間違いがあると言われ、渋々。

勉強になりました!!です。。

でもね。これ消費税も修正申告しなければならなくて。。。面倒ばかり。。

しかし、3年分の調査のうち、その1年分の小額だけで済んだんです。。他の2年間については修正申告は無し。。税務署から、その旨の書類が届いた時には、嬉しかったですね〜〜〜

しかし、あの2度目の調査に来た調査員は、今頃??何を??

お土産があまりにも少なくて、評価は落ちたと思います。。何を根拠に来たのかも良くわかりませんでした。。

兎にも角にも、税務調査は手ぶらでは帰りません。。これは肝に銘じて、なるべく修正が少なくて済むように、日頃から帳簿と書類の保管をしっかりとして、自分をそして、お店を守る武器にしましょう。。

というわけで、、少しは参考になりましたか??

それでは。。

UP時間  22:55


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