開始時間 21:02
夏休みも半分を過ぎました。。
一度は登ってみたい山、それは ”富士山”
比較的、初心者でも登れる山ではあります。
理由は
・登山道がしっかり確保されている
・山小屋が利用できる、
・登山期間中は臨時の救護所が開設されている(富士山吉田口登山道 八合目)
・警察の常駐警備がある
(コロナの影響で本来9合目には今年は設置せず)臨時で富士山口と須走口に派出所を設置しています。
・登山者が多いので助けがすぐに呼べる
今回は私が3度登った経験から備えるべき用具や心構えなどを書いていこうと思います。

登山計画を立てましょう
当然の事ですが。まずは安全な計画を立てましょう
私のお勧めは1泊2日の計画 山小屋に宿泊して朝に頂上を目指す です
朝一番に登って、下山することも可能ですが、かなりのハードスケジュールになります。
現在、御殿場口以外は マイカー規制が行われており、途中の駐車場からシャトルバスで5合目まで向かいます
富士宮口
規制期間:2021年7月10日(土)9時 ~ 9月10日(金)18時まで
規制期間中は水ヶ塚駐車場にマイカーを停め、そこからシャトルバスまたはタクシーで富士宮口五合目に向かいます。
※2021年より静岡県側の2つの道路では、EV・FCV車はマイカー規制対象(通れません)に変更になりました。
シャトルバスの料金・運行時間
- 区間:水ヶ塚駐車場 ~ 富士宮口五合目
- 運賃:片道1,170円 / 往復2,000円(子供は半額)
- 所要時間:登り40分、下り35分
始発 | 最終 | 運行時間 | |
---|---|---|---|
登山 (水ヶ塚→五合目) | 6:00 (7/10は9:00) | 17:00 | 60分間隔 |
下山 (五合目→水ヶ塚) | 7:00 (7/10は10:00) | 18:00 | 60分間隔 |
須走口
規制期間:2021年7月10日(土) 昼12時 ~ 9月10日(金) 昼12時まで
規制期間中は、ふじあざみライン入り口近くの乗換駐車場にマイカーを停め、そこからシャトルバスまたはタクシーで須走口五合目に向かいます。
シャトルバスの料金・運行時間
- 区間:乗換駐車場 ~ 須走口五合目
- 運賃:片道1,220円 / 往復1,830円(子供は半額)
- 所要時間:約30分
始発 | 最終 | 運行時間 | |
---|---|---|---|
登山 (乗換駐車場 →5合目) | 6:00 (7/10は12:00) | 17:00 (9/10は11:00) | 60分間隔 |
下山 (5合目 →乗換駐車場) | 6:45 (7/10は13:45) | 17:45 |
富士吉田口
マイカー規制期間中は、富士吉田IC近くの「富士山パーキング(旧富士北麓駐車場)」にマイカーを停め、シャトルバスまたはタクシーで富士スバルライン五合目に向かいます。駐車場の名称が2019年4月より「富士山パーキング」に変わりました。
※ 富士スバルラインでは、EV・FCV車はマイカー規制対象外(通れる)ですが、 ハイブリット車は対象(通れない)になります。また、富士山パーキングで確認証の交付が必要です。詳しくは下記リンク先をご確認ください。
シャトルバスの料金・運行時間
- 区間:富士山パーキング(富士北麓駐車場) ~ 富士スバルライン五合目
- 運賃: 片道1,470、往復2,100円 (子供半額)
- 所要時間:登り50分、下り35分
始発 | 最終 | 運行時間 | |
---|---|---|---|
登山 (富士山パーキング → 五合目) | 6:00 ※5:15、6:15 | 17:30 | 60分間隔 |
下山 (五合目 → 富士山パーキング) | 7:00 ※5:20、6:20 | 18:30 | 60分間隔 |
※(土)、7/22、7/23、8/8、8/13、8/15 のみ運行
一番早くても6:00出発のバスです。そこから5合目までバスで移動 下山の最終バスが18:30ですので
まあ、なんとか日帰りも可能ですが。。あまりお勧めはしません。

1泊2日の行程ならば山小屋の予約を忘れずに
私は初めて富士山に登った時には、知識が浅く、本当に凍え死ぬかもしれない!と感じました。
安易に、途中の山小屋で休んで。。。などと考えていましたが、山小屋は予約優先。。予約が無いとキャンセル待ちになります。。しかも日が落ちてからの富士山の気温はかなり下がります。。軽装では耐えられないです。
名前を呼ばれたときの安堵感は半端ありませんでした。このまま外で過ごさなければならなかったかと思うと、今考えてもゾッとします。
中は雑魚寝です
男性女性の区別なく、休める場所も、横になってやっと眠れる程度です。
簡単な食事も取れますが、遅くなると食べられません。。
飲料も販売しています、上に行けば行くほど価格も高くなります。。その場所まで運ぶことを考えると、まあ仕方ないかな?命には変えられませんからね。。
注意点はこちらのサイトも参考にしてください
最近では個室などのある山小屋もあるようです。。
お名前.com
頂上でご来光を拝むには
山小屋に泊まると、3:00頃から皆が動き始めます。
宿泊する山小屋にもよりますが8合目あたりですと、この時間には出ないと間に合いません。
当然、多くの方が同じ考え方ですから、頂上に近づくにつれ人口密度は高くなります。。そう!渋滞が起きるんです。
ペースとしてはゆっくりで良いのですが、ご来光を途中で拝むことになるんですね。。
まあ、それが全てではありませんし、あまり早く出かけると危険も隣り合わせですので、初めての方は、まずは頂上を目指す。。これを目標に開いた方が無難です。
頂上は、かなり混雑しています。。お鉢巡りと言って火口をぐるっと一回りするのですが1周するのに、約90分はかかります
下山する時間と体力を考えて、無理のないように。。
お名前.com
準備に際してのアドバイス
よし!今年は富士山に登るぞ!!!と気合を入れて、まずは登山用ギアを買いに行こう!!
ちょっと待ってください。。
特に登山初挑戦の方は、まずこちらを検討してみてください

そらのした 登山用のギアをレンタルできるお店です。
他にも何件かありますが、私はこちらを利用した経験があります。
登山用のギアは、高性能のものが多く、それが値段にも反映されています。
こちらでは、一通りの必要なものがセットになっています。。
私のように、安易な軽装で登って危険な状態にならないためにも、高性能なギアを準備して欲しいです。
こちらのサイトでは、事細かく説明してくれているので、このブログよりも、ここを読んだ方が良いでしょう。。笑
登山靴、1足分もかからない金額で、全て揃うのです。。
まずは、ここで試して、登山を趣味として続けていくのでしたら、その際に購入を検討する方が賢いと思います。
子供さんなどが、学校での登山をする時にも利用すると便利ですよ。。
大きなバッグに入ってくるので、返却はそれに入れて送り返すだけです。。手入れする必要もないですからね。。
失敗談として一つ書いておきましょう。。
靴って長いこと使わないと底のクッション材が劣化していくんですね、久しぶりの登山に行こうと思い、かなり前に購入した登山靴を履いて出かけて、途中で靴底が剥がれて・・・などという事は珍しくありません。。
こういう事にならない為にも手入れの行き届いたレンタル品は一考の余地ありです

持っていくと良い物
飴・・適度に糖分は必要、登りながらでも食べられる飴は必須
飲料・・・命の水です。経口補水液などが最適。
水分はかなり必要です、しかし多いと荷重もかかるので、500mlを最低でも4本。足りない場合には休憩所で購入するつもりで、お金はある程度持っていくと良いです。
小銭・・富士山のトイレは有料です。協力金という寄付で成り立っています。。マナーを忘れずに!世界遺産を保護する為でもあります
三角巾かスカーフ・・邪魔にはなりませんのでリュックに忍ばせておきましょう
万が一靴底が剥がれた場合でも縛ることもできますし、怪我をした方の応急手当てにも使えます。
お菓子・・自分が好きなもので良いです、テンションが下がった時に食べると元気が出るものが理想
*注意 ポテトチップなどの袋物は気圧の変化で爆発する場合があります、試験的に持っていくのならOKですが注意してください。
トレッキングポール・・レンタル品に含まれている場合が多いです。
登る時にも降る時にも重宝しますので、持って行かれることをお勧めします
帽子・・こちらは必需品。。富士山は雲が無いと、かなり暑いです。雨が降った時にも頭を濡らさない事は大切です。
*風飛ばされないようにサイズの合うもので。。洗濯バサミのように洋服と結べるアイテムもありますので、準備すると良いでしょう
レインコート・・山の天気は変わりやすいです、レンタルに含まれている場合も多いですが必ず持っていきましょう。
厚手の靴下・・登山靴を履く場合には厚手の靴下が良いです
言い忘れていましたが、レンタルされる場合には登山靴は普段よりワンサイズ大きめで頼みましょう。
携帯用酸素ボンベ・・・登るほどに酸素が薄くなります、普段とは違う環境になりますので、こちらも持っていきましょう。
アウトドア用品【L-Breath】
無理は禁物
体調を崩された時に、せっかくきたのだから・・・と無理をなさる方が多いらしいです。
気持ちはすご〜〜くわかります。。でも、一度体調が悪くなると、そこから復調するのには、かなりの時間がかかります。
特に登っていく時は、空気は薄くなり、気圧は下がります。普段の生活とは違う、過酷な場所にいることを、お忘れなく。。
なにせ、日本一の山ですから、標高が高くなると体調にも変化は出ますからね。。
少し下山することで体調も戻る場合もあります。。早めの対応、そして止める勇気も持つのが登山する心構えです。
少しでも体調を崩さないようにする為に
5合目に着いたら体を慣れさせるために、30分ほどのんびりする
5合目まではバスを使うので、急激に気圧を下げている状態です。少しのんびりして体を慣れさせることが必要です
休憩所ごとに軽く5分〜10分程度の休息を取る
あま長く休むと、逆にしんどくなるので、水分補給や栄養補給すると良いでしょう。
ゆっくりでも良いので、歩き続ける
休憩場所以外では、ゆっくりでも歩き続けることが大事です、しんどくなって休んで、追いつかなければと早く歩く。。これは一番NGです
人のペースには合わせなくても良いので、自分のペースで、ゆ〜っくりで良いので、前に進みましょう
下山の時の方が怪我する確率は高くなります
登頂した満足感で、下山の際に注意が疎かになります。。体力も低下し、足もかなり疲れが出ていますから、下山こそ慎重に。無事に下山するまでが登山ですからね。

体験談をもう少し
私は3度目の登頂の際、初めて順調に登れました。。高山病もこれで無いな〜と、安心して、下山したのですが、ここから、急激に調子が悪くなってきました。バスに乗り込んだ時には最悪の状態。。原因はわかりませんが、下山の時でも高山病のような症状になるのだな〜と感じたのでした。
やはり富士は日本一の山〜〜とあるように、険しい山道ではありませんが、体にはかなりの負担がかかるものです。
登山前は、できるだけ階段を利用して準備しました。。経験者のアドバイスも何度か聞きました。。
急に行って登れる山ではありません。。しかし登山初心者でも登れる山でもあります。準備を怠らず。。
富士山を見るたびに、、あ〜〜あの山頂に行ったのだな〜と感慨深い思いになります。。
日本一を是非とも目指して登りましょう〜〜
ということで、少しでも参考になったでしょうか??
それでは。。
UP時間 22:48
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