THE THREE ROBBERS浅草の隠れ家

50代からの買い物
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初めてTHE THREE ROBBERSさんを訪れたのは2018年の秋口でした。

ちょうど今の場所に引っ越しをする直前でした。

引っ越しをされてから訪れたのが1年後くらいでした。

その時に渡された名刺?のような紙に書かれた住所を当時使っていた性能の悪いスマホの地図で見ながら、なんとか辿り着いたのですが

倉庫のような入り口、なかなか一見さんには入りにくい佇まい。

勇気を振り絞ってドアを開けると、異次元空間が広がっていました。

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1年ぶりの再会

先客がいらっしゃいましたので、塚本さんの接客を邪魔しないように、店内を見渡しながら時間を過ごしました。

遠方から来られたらしい若者は、塚本さんとの会話を楽しみながら、試着をしたり説明を聞いたりと、じっくりと商品を選んでおりました。

相変わらず洋服に対する情熱を語る塚本さんはカッコいいです。

30分ほど待っていたでしょうか?若者は大満足で帰っていかれました。

THE THREE ROBBERSさんの洋服にはアイデアがいっぱい

以前購入した帽子も素敵でした→The Three Robbersで購入した帽子のレビュー

今回は何を薦めてもらえるのか?ドキドキワクワクです。

1シーズン1アイテムを提案されているのですが、2019年秋冬に向けてはこちらでした

“The Three Robbers 2019 F/W”ってこんなこと。

この中から選んだのはこちら

その頃、私が欲しかったアイテムがタートルネックのハイゲージ

狙っていたのがジョンスメドレーでした。

しかし、このアイテムを試着した瞬間、蕩けました。

ジョンスメドレーのハイゲージも試着した時がありましたが、それ以上の着心地の良さ。

塚本さん曰く「ジョンスメを超えたニット

以下参照〜https://robbers3.exblog.jp/30484590/〜

こちらは一見タートルとカーディガンの重ね着に見えますが、実は1枚のアンサンブル風なニットとなります

上の写真では少しわかりにくいのですが、前身が2枚後身が1枚と3枚のパーツを合わせて成型しておりボタンは開きますが脱ぎ着ができない

ダミーとなっています。

これはニット技術では大変に難しいことで何度も何度も試行錯誤を繰り返し完成しました。

特徴

<糸>

メリノウール100%の極細糸を多くの本数で撚糸にして編んでいます。極細糸とは、編み上がりの目面が綺麗で紡績には職人の技術が必要。

その糸を多数本取ることで擦れや斜行がしにくくなるんです。

<編み方>

ファインゲージの細針機械を使っているので編み上げるには時間がとてもかかりますが、そうすることで薄く編んでも透けない特徴を持ちます。

成型編機で1つ1つのパーツを網目を減らしたり増やしたりと、職人が細かい目数を数えながら編み上げていきます。

裾・袖口・衿・前立てには薄くてもダレたり伸びたりしない為にニット専用のストレッチ性の糸を編み込んでいます。

<作り方>

アンサンブルに見える為には前身/インナー/後身の計3枚のパーツを合わせ、後見頃1枚パーツにインナーの後衿を撚れないように伸縮性を考えながら合わせ縫う作業が必要となります。

また衿や前立て付けはロック縫製を一切使わずに、ニット独特の手法技術であるリンキングを採用しています。

<ワッペン>

ミシンを使わず手作業で手留めを施していきます

こんな感じです、1枚目にはBraggin’ Dragon2枚目にはDer SAMMLER soloが愛くるしい顔で留められています。

塚本さんの情熱を丁寧に説明されています。

ジョンスメドレーが通常のハイゲージの3倍細く編まれた30ゲージで作られている事を考慮すると

塚本さんが「ジョンスメを超えた」という言葉にはそれ以上の細い糸で作られているのだと思います。

とにかく、限界を超えて新しい洋服を生み出す努力をされていますからね。

そうでなければ、この着心地は出せないでしょう。

秋までのお楽しみ

THE THREE ROBBERSで作るアイテムは、秋冬物ですと夏場に注文を取って秋口に出来上がってくる。

このような仕組みになっています。春夏は冬場に注文を受け付ける、このサイクルになっています。

私は、今回紹介しているアイテムが非常に気に入りましたので、その日は注文をして帰ってきました

(実は一つ購入したアイテムがあるのですが、それはまた後日談で・・)

送料は別途かかりますが発送もしてくれます。しかも注文時には塚本さんはお金は受け取りません、製品が仕上がってきて塚本さんが満足する出来栄えになった時点でメールが届く口座に振り込みをする発送手元に届く

この流れです。

私は注文をしてから、届くまでが楽しみで苦手な冬よ早く来い!こんな気持ちで待っていました。

価格は忘れてしまいましたが、ジョンスメドレーのハイゲージより少し安かったと思います。

ニットは使う糸で価格差が出ますが、着心地からするとメリノウールでも最高の品質に仕上がっていると思います

お気に入りコーデ

私はこのタートルネックハイゲージをこのように合わせています

フランネルのジャケット。色はダークグレー。

チビデブの私を補正してくれます。

パンツは茶系を合わせています。

もちろんベルトはこちら→男のベルト選びダブルリング THESOLE

このアイテムを一つ購入しただけで、着回しできるコーデがグッと増えました。

同時期に購入したタートルネックは同じ頻度で来ていますが、4年目、そろそろくたびれ感が出てきています。

このアイテムはアウトレットのバーニーニューヨークで1万円で購入したウール100%made in japanです。

感じることは、糸の細さと密度の違いでしょうか、光沢感も違います。

高価な買い物だと思っても、実は長年着用できると割安になるんですね。

THE THREE ROBBERSのアイテムを購入するには

基本はオーダーして購入ですが、タイミングが良ければそのシーズンのアイテムを購入することもできます、ただし限定数量ですのでサイズも限られます。どうしても欲しいアイテムでしたらオーダーするのをお薦めします。

まずは、一歩踏み出して訪れてみるのが良いでしょう。

塚本さんの話を聞くだけでも遠征する価値は充分にあります。服作りの奥深さと情熱。

購入後も大切にしたい!と思わせてくれますし、実際に大切にしてます。購入して後悔しているアイテムは一つもありません

一度訪ねておくことでサイズ感が塚本メモとして残りますから、遠方から注文するのにも心配が少なくなります。

もう少し若い頃に、このお店に出会っていたら人生がもっと楽しくなっただろうな〜と思います。

しばらく足が遠のいておりますが、近いうちに訪れたいと思っています。

過去の記事はこちら

TheThreeRobbers ベースボールキャップ WALK INN STUDIO!10周年コラボ企画

THE THREE ROBBERSで購入した帽子のレビュー

浅草にあるTHE THREE ROBBERSはヴィンテージとは少し違う服好きが集まるお店

それではまた

2021/11/24 22:19

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