ケーキ屋は儲かるのか?過去に流行ったスイーツ5選

ケーキ屋への道
スポンサーリンク

開始時間  21:22

この世界でも、何度か流行するスイーツが出てきました。

今日は、過去の事例から、トレンド(ブーム)に乗るべきか?

考えていきたいと思います

スポンサーリンク

ティラミス

wikipediaより

1990年くらいに流行ったイタリア発祥のスイーツ

特徴は

・マスカルポーネチーズを使用

・コーヒーシロップをスポンジにたっぷり染み込ませる

・仕上げに上部にココアパウダーをかける

HANAKOという雑誌で取り上げられたのが日本で流行るきっかけとなりました

当店でも過去のスイーツブームの中でも一番売れた商品でした。ちょうどバブル期で景気も良い時代背景もあったと思いますが、毎日大量に仕込んでも足りなくなるくらいでした。

今も1年に1人くらいはティラミスありますか?と聞かれたりもします。当時は成果材料として扱いも多かったマスカルポーネチーズですが、今は問屋さんを通じても入荷は困難。

ということは、裏を返せば売れていないということです

カヌレ

Wikipediaより

元々は修道院で作られていた伝統的なお菓子

フランスのボルドー地方が発祥と言われています

特徴

・蜜蝋(ミツバチの巣の主成分)を型に塗り焼き上げる

・表面はカリッとして中はモチッとした食感

・ラム酒を効かせたお菓子

1990年代に流行りました。

カスタークリームを焼き込んだようなお菓子で焼き上げるのに1時間程かかります

当時は朝一番で仕込んでオーブンに入れて、お店に出していました。日持ちは2、3日で販売はしていましたが、あれだけ焼きこめば相当長く持つのでは無いかな?と思います、何せ修道院で焼かれていたわけですから、保存食の一つだったのでは?と推察しています

当時は焼き立てのカリッ・モチッ食感が受けていましたが、個人的には2、3日経って、しんなりとしたカヌレの方が好きでした。

本来は銅製の型を使用して焼くのですが、とても高価でしたので、アルミ製の型で焼いていました。

ブームに乗じて銅製の型を購入していたら、大損していたでしょうね。。

それほど長く続くブームにはなりませんでした。。今でもパン屋さんなどでは作られているお店もあるようです

ナタデココ

 https://macaro-ni.jp/items/496694より

フィリピン発祥の伝統的な食品

元々は有名ファミレスがメニューに取り入れたのがきっかけでした、ブームとなったのは、やはり雑誌で取り上げられたこと

1993年頃の事です。

特徴

・寒天でも無いゼリーでも無い、何とも例えようが無い食感

・特別美味しい訳ではないが不思議な魅力で食べたくなる半透明の物体

・角状にカットされてシロップに浸けられて販売されていました

スイーツに使用するのには、難しい食品でした。ムースの中に入れたりして食感を楽しむものとして作っていた記憶があります

当時はすごいブームになり、入手が困難に。名前にナタデココ入りと表記するだけで売れていました

いろんなお店に行って仕入れをしていたのを覚えています。

なぜ?ブームになったのか?わからないほどのナタデココ

今ではひっそりと、缶詰のあんみつなどの中に入っていたりします

同業者で、この商機を掴もうと現地フィリピンまで行き大量に買い付けたお店が、ブームの衰えと共に倒産しました

クレメダンジュ

 https://cheese-cake.net/about-cremet-danjou/より

爽やかなフロマージュブランというフレッシュチーズを使って、ふんわりと仕上げたスイーツ

1900年頃にフランスのアンジュ地方で生まれた伝統の菓子

特徴

・水分の多いフロマージュブランを使用

・水気を取るためにガーゼで包んである

・中に入れるベリーゾースが味の決め手

クレメダンジュは神々のごちそうだとも言われるほど高貴なスイーツ

フロマージュブランはフレッシュチーズで柔らかな味わい。生クリーム、メレンゲと合わせることでよりふんわりとした食べ口になります、当店では、オリジナルのベリーソースを使いドーム状に絞り、それをガーゼで包んで販売していました。

見た目には地味なスイーツでしたので、店頭ではブームまでは行きませんでした。

どちらかと言えば、フレンチのデザートに映える商品だと思います。

今もフロマージュブランを使ったケーキが当店にはございます

■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
     ■お名前.com

タピオカ

wikipediaより

記憶にも新しいタピオカ

キャッサバの根茎から製造された澱粉の事

ブームになるかな〜〜り前、ナタデココを仕入れに行ったお店に乾燥したタピオカが置いてあり、食感が面白いので購入して

ケーキの一部として使用したこともありましたので、突然タピオカドリンクが流行り出したのには驚きました

私が使っていたものは透明で小粒のものでしたから、このドロドロとした色と大きさにはビックリ。

食べて美味しいものでは無いのに、何故?ブームになるのかはわかりませんでした。

すごい勢いで店舗が拡大していきましたが、2年も持たずに終了

地方のショッピングモールではブームが下火になった頃に出店。半年持たずに撤退しています。

ブームには乗る方が良いのか?まとめ

過去に流行ったスイーツ5選を見てきました。

ブームは必ず終わる!というのがハッキリしましたね。

少なからず、稼がせていただいたスイーツもありますので、絶対に乗るな!とは言いませんが、潮時が肝心

カヌレの型のように、代用できるものは上手く使い、一つのトレンドとして作るのは良いと思います。

私は今でもフロマージュブランというチーズは一つの素材として使っていますし、定番商品となっています。

ブームの中で掴めるものは掴み取り商売に生かす。

ブームは去るものであると自覚し深入りはしない

トレンド、ブーム、上手く乗りこなせるようになりましょう

ということで、今日はここまで

続ケーキ屋さんは儲かるのか?

ケーキ屋は儲かるのか?ダメになるお店と経営の心構え

こちらも合わせて読んでくれると嬉しいです

UP時間  22:37

コメント

タイトルとURLをコピーしました