ケーキ屋は儲かるのか?原料が高騰する中での経営戦略

お菓子屋さんのお話
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2012年から2013年にかけて、

材料や光熱費が上昇しています。

大手メーカーが値上げを続ける中で、

個人店はどう対処していくべきなのか?

58年以上、田舎で和洋菓子店を経営してきた実績と経験から、

伝えられる事を、できる限り書こうと思います。

この記事は個人店経営者向けになります。

新しくお店を開かれたばかりの方や、

今の現状にどう対処したらいいか?

お悩みの方に、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

それでは始めていきましょう。

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お店を永く続けるための考え方 その1

まずは結論から書きますね。

値上げすべき所はきちんとして

お客様には、その理由を示すべき。

です。

おなたのお店に来てくださるお客様

顧客は、あなたのお菓子が食べたくて来ているんです。

これだけ、新聞やテレビで値上げの情報が溢れると

お客様の方から心配してくれたりもします。

私のお店では、毎年同じ注文をくださる方にも

事情を説明すれば、ほぼ理解を示してくださいます。

あなたは長年、修行を積み、ようやくお店を開業したのです

自信がなければ、行動できなかったはずです。

自分が作るお菓子に自信と誇りを持ちましょう。

お店を永く続けるための考え方 その2

さあ、自信を持ったところで、戦略を考えましょう。

まずは、むやみに値上げをするのはやめましょう!

あれ?値上げしましょうって書いていましたね?

私が伝えたいのは、

値上げすべき所はしっかりと値上げをしましょう!

という事です。

もう一度、どの材料が値上がっているのか?

精査をして欲しいと思います。

例えば、小麦粉が1kgあたり200円、値上がりしたとしましょう。

値上がりした金額、お菓子1つ分にしたらいくらになりますか?

思うほどでは無いのではないでしょうか?

言いたいのは便乗値上げは、しないほうが良いという事です。

この機会に、もう一度原価計算をし、

価格の見直しをしてみましょう

光熱費は、現状高いので、こちらは不確定要素になりますが

今の金額が、ほぼMAXでしょうから

価格に転換するかどうかは、お任せします。

地域性、他のお菓子とのバランス、人件費、家賃

お店によって、さまざまでしょうが

間違っても儲けを度外視するのはやめてください。

自分の労働はタダではありませんからね。

お店を永く続けるための考え方 その3

適正価格を決めたら

自信を持って売っていきましょう。

その際には、お客様に見える形で

値上げの理由を提示しましょう。

考え抜いて決めた金額でしたら

その理由も書けるはずですからね。

大事な顧客に自分の考えを伝えるのは

今の時代、とても大切だと思います。

SNSを利用するのも一つの手でしょう

張り紙でもOK!

必ずや、賛同してくださるお客様が残ってくれます。

そのお客様こそが、あなたの大事な大事な財産になります。

お店を永く続けるための考え方 その4

参考程度に聞いてもらえるといいのですが

価格の見直しと共に、

アイテム数の見直しも行うのも効果的です。

例えば人気の商品にアレンジして種類を増やし

売れ行きが芳しくない商品を思い切ってやめる。

こうする事で、アイテム数は減らさず

仕入れ品目を減らすことができるんです

そうする事でロスも減りますし、労力も減ります。

結果、原価が少しだけ下げられ、儲けを生みます

私は、今、この方法を行うことで負担がかなり減りました。

まとめ

今日は今の時代を生き延びる為の方法を書いて来ました。

あなたは、お店のオーナーであり経営者ですから

私は、この考えには賛同できない

そう思う方もいらっしゃると思います。

全てを受け入れて欲しい訳ではなく、

ほんの少しでも、考え方の参考になればいいと思っています。

私もお店を守りたいですし、お客様に良いものを提供したいのです。

試行錯誤する中で実体験し、55年間。

近くにお菓子屋さんが増える中でも

多くのお客様にご愛顧いただいております。

柔軟な対応ができるのが個人店の強みです。

お互いに同じ境遇を乗り越え、地元に愛されるお菓子屋さんを

目指しましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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