築30年以上が経過し、いろいろな部分にメンテナンスが必要になってきました
その中でも一番に劣化しているお風呂を今回リフォームしました。
今後リフォームを検討されている方、現在どのメーカーのユニットバスにするか悩んでいる方へ
少しでも参考になるように、実際の体験談を書きたいと思います。
最後までよろしくお願いします。
部分的な改修か完全リフォームか?
お風呂のリフォームをする時に、まずは部分的か?全てを治すか?悩みました
現状はこうです
- 現在の浴槽はそれほど痛んでいない。
- タイルも繋ぎ目のパッキンはカビが生えているが、全体的には割れている部分も少ないし全体的に綺麗
- 天井が高くて掃除しにくく端には黒カビも残っている
- 冬場は非常に寒い
- 出窓が役に立っておらず、かなり傷みや汚れが烈しい
- 暖気、換気の機械が壊れて使えない
まずは部分的に改修する、ユニットバスに交換する
この2つで見積もりをお願いしました。
部分的な改修は
- 浴槽はそのまま。
- タイルの半分くらいを残す
- 出窓を普通の窓にする。
- 換気扇を新しくする。
- 天井を低くしたい。
全面改修をする場合の為にユニットバスはお勧めされたタカラスタンダードに。
見積もりを取るためにショールームに出かけました。

タカラスタンダードショールーム
コロナ感染予防対策のため、予約をとってから出かけました
ユニットバスに絞って説明をしていただき、実際に浴槽に入って心地の良さを体感します
タカラスタンダードのユニットバスの売りはホーローのパネルとキープクリーンフロア
お手入れがしやすく断熱材の暑さが特徴→タカラスタンダードシステムバスの魅力
主には浴槽の素材で金額が変わるという事でした。
FRP浴槽・・カラフルなバスルームでお求めやすい価格
ステンレス浴槽・・熱伝導率が低い・保温材を分厚く吹き付け。お湯のぬくもりが長続きします。
アクリル人造大理石・・約9mm厚の一層構造。肌に触れた瞬間に違いがわかるなめらかな表面
キープクリーン浴槽で表面が滑らかなので汚れも落としやすい
鋳物ホーロー浴槽・・浴槽に触れる背中からもぬくもりが届き体の芯までしっかりぽかぽか
職人技で幾重にもコーティングされた、分厚いガラス層が肌に優しい感触
予算的には人造大理石かな?と思いましたが、鋳物ホーロー浴槽にはとても魅力を感じました。
冬が苦手な私、54歳をすぎると入浴時間が唯一の楽しみ(youtubeを観ながらの長湯)
少しくらい贅沢な空間があっても良いのでは?と思うようになりました。
家族とも話し合い、とりあえずは最高級のプレデンシアで見積もりをお願いしました
- 物を置かないように棚やタオルハンガーは付けない
- 洗い場のカウンターは付ける
- 手すりをつける(老後に備えて)
- 換気扇設備のみ(乾燥機付きはやめる)
- 鏡は小さめに変更(髭剃りにしか使わないので)
このようにオプション変更をしました
お名前.com
見積もりの差は
部分的な改修・ユニットバスへの改修
2つの見積もりを比べましたが、結局は作業行程はさほど変わらず、人造大理石でリフォームを行う場合ではほとんど変わりませんでした
お願いしている大工さんが、ほとんど自分の利益を載せていないと言う点も大きかったのですが・・・
そこで、考えました 人造大理石とホーロー浴槽との金額差はおよそ40万円
30年間365日入ると考えると1日の差は わずか36.5円 4人で使うと 1人約9円です
決めました!ホーロー浴槽!
リフォームへの心構え
・初日の解体作業の騒音はかなり大きく、時間も長い
これは想像以上でした、朝8時から夕方4時まで、休憩時間以外はず〜〜っとドリルの音がします。隣近所には一声かけておくのが懸命です

・脱衣所に洗濯機がある場合には使えなくなる
別の場所にあれば良いのですが、脱衣所も解体する場所がありますので前もって移動できる場所(できれば洗濯機が使える方が良い)を確保しましょう
使えないと近所のランドリーにお世話になるんですが、時間のロスとお金の負担がありますので注意が必要です
・お風呂に入れる場所を捜しておく
我が家の場合には隣に父母の家があったので助かりました、毎日公衆浴場ですと出費もかさみますしね。
まあ、たまには大きなお風呂もいい物です。10日程は工期がかかります。
・見積もりよりも少し多めの予算を考えておく
いざ解体してみると、水回りの事なので床板が傷んでいたり、柱がシロアリにやられていたりする物です。そしていざリフォームを始めると
ここも、あそこも、と治したい場所が出てくる物なんです。30年使う事を考えて、やる場所やらない場所を決めてください

タカラスタンダードホーロー浴槽の感想
思い切ってホーロー浴槽にして本当に良かったです!
決してメーカーの回し者ではありませんよ!


・湯冷めしない
一番に伝えたいのがこちらです。とにかく体の芯からポカポカするんです。以前、冬場は入浴剤のバブを入れてました。少しケチって似たような入浴剤を使うと芯までポカポカはしませんがバブは最高でした、冬場の必須アイテムでした。しかしホーロー浴槽に入ると、それ以上のポカポカ感。足先から手先まで温まるんです。冷え性で冬が苦手な私にとっては最高なんです。温まる=疲れも癒せる ですからね。54歳過ぎの私には必要な浴槽でした。
・肌触りがすごく良い
背中やお尻に接する浴槽の滑らかさが、ず〜〜っとお風呂に入っていたいと思わせてくれます。私は長湯が苦手だったのですが、ホーロー浴槽になって入浴時間が10分程長くなりました。それはすご~~~く心地よいからです。
・お湯のあたりが柔らかい
温泉などに行くと、この湯はとても滑らかだったり柔らかかったり、そんな経験ありませんか?ホーロー浴槽になってから、お湯の柔らかさを感じるんです。長湯するようになった一因かもしれません。
・入浴が楽しくなった
お店の営業が夜の8:30分までなのですが、もう7時頃になるとソワソワとお風呂に入りたい衝動にかられます、仕事が終われば速攻にお風呂です(笑)妻もかなり長湯になってます。家族全員が入浴の楽しさを感じています。
お風呂のリフォーム、ポイント
・信頼できる業者さんを選ぶ
リフォームには土日を挟んで10日ほどかかります、私の場合には自宅兼仕事場ですから、24時間家に人がいます。しかし共働きですと無人の家で作業をするわけですから、相当な信頼感が必要になります。職人気質の方は手抜きはしません、見えない場所もしっかり作業をしてくれる、そんな人選びが肝腎要です。安いからというだけで選ぶのは絶対にNGです
・ショールームに行く
どこのメーカーのユニットバスを選ぶにしても、必ずショールームに足を運んで欲しいです。浴槽のフィット感、材質、接客、比べてみるのが大切です。カタログで見るイメージや色とは若干の差が出ますから必要なことです。
・情報を集めて判断する
候補が絞られてきたらyoutubeなどで情報を仕入れましょう。自分が気がつかなかった点などを指摘してくれたり、すごく為になる情報が満載です。カタログだけで決めずに実際のメーカーさん、工務店さん、評論家、などなど、できるだけ複数の情報に触れることが大事です。
・今使っているお風呂の改善点を書き出す
リフォームの見積もりを取る時点で改善したい所をノートかスマホに書き出しておくと良いでしょう。いざとなると忘れてしまっていたり見落としている事も出てしまいます。ここも直したかった〜と後から気がついても手遅れという場合もあります。
・毎日の作業後に写真を撮る
作業中はなかなか写真や動画は撮れませんが、昼休みや作業後には必ず記録を取りましょう、施工後に不具合が出た場合の証拠になります、併せて疑問点は気がついた時にしっかり聞いておきましょう。納得した上で翌日の作業をしていただくことが大事です。ご自分の家なのですからね。
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まとめ
リフォームする場所として
1、お風呂
2、キッチン
3、トイレ
TOP3は水回りになりますよね。私の家ではトイレのリフォームが一番目でした。システムキッチンのリフォームも考えたのですが、今のキッチンで使っている材質が非常に良いので部分的な直し程度にしました。
そしてお風呂の完全リフォームを今回行いました。
非常に満足しています。金額的には約170万円ほどかかりました、今までで一番大きなリフォームです。
これで30年間は毎日幸せな入浴タイムが過ごせると考えるとウキウキします。
特に何度も書きますが鋳物ホーロー浴槽の効果は絶大です。
工務店に嫌われるタカラスタンダードですが、この理由はお客様第一、値引きを前提に価格設定はしておらず適正価格を提示してくれる数少ない職人気質のメーカーだと思います。
セールストークとしては割引率が高い方がお得感は出ますから、話を進めやすいですよね?
割引率が高いということは定価に元々利益をかなり上乗せして表示しているとも考えられます。そうでないと商売として成り立たないです。
利益を削ってまで値引きするメーカーなんてありませんから、値引きされた価格が本来の適正価格と想像できます。
ここに着目すると良い買い物ができると私は考えます。
詳しいリフォームの経過を見たい方はこちらから↓
少しでも参考になれたら嬉しいです。
UP時間 2021/10/26 22:09
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