東海道には由緒ある場所がたくさんあります。
今回は、その中から興津宿を取り上げたいと思います。
興津宿の歴史
興津は歴史的に重宝されていた場所のようです。
古くは680年に東北の蝦夷に備えて、この地に清美関(きよみせき)が設けられた。
後に関所の鎮護として仏堂が設けられ、それが清見寺のはじめとされているそうです。
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風光明媚な場所としても名が知れ渡り、西園寺公望の別荘などもあり、避暑地として訪れる場所でもあった。
明治22年、東海道線開通の7月20日
皇太子嘉仁親王(よしひと しんのう)殿下が避暑のため興津清見寺に行啓され
4週間滞在されました。その間清見潟で海水浴を楽しまれたようです。
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ここから数分、興津駅方面に行った場所にあるお店が、今回紹介したい場所です。
宮様まんじゅう 潮屋
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宮様まんじゅうという冠は、興津行啓中の皇太子嘉仁親王(よしひと しんのう)殿下に献上されたお菓子
その後、宮内省(現在の宮内庁)から名を賜ったものだそうです
正式には「宮様まんぢう」
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1897年(明治30年)創業というからすごいです。
現在は5代目、このお菓子がどれだけ地元に愛されているかわかります。
当時、潮屋(うしおや)さんでは他のお菓子も献上されていたようです
明治から受け継がれているお品書き看板を見せてもらいました。
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五代目当主のお顔が少し写っています(笑)
壹里玉というのは、1粒で一里の道を歩くだけの元気が出るお菓子だったのでは?と当主のお話。
一つ一つのネーミングが面白いです。
現在製造しているお菓子は「宮様まんぢう」だけだそうで、少し残念な気がします。
当時のレシピなども現存していないようですが、一つか二つくらい復刻して欲しいです。
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当時の風景写真
タイムスリップしたような気がします。
1957(昭和32年)10月25,26両日、
静岡国体に行幸された昭和天皇、香淳皇后両陛下が水口屋へ宿泊の際
興津を訪れています。
他にも要人たちも訪れる稀有な土地でした。
お名前.com![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3HCC8O+BLCVUA+50+2HHVNM)
店内の雰囲気
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落ち着いた雰囲気のお店です。
女将さんと若女将さんも気さくな方でお話をしてくださいました。
季節のお菓子
道明寺の桜餅やいちご大福
銘菓 みそまんじゅう・ぬれ甘納豆
揚げ饅頭などが並んでいます。
宮様まんぢうを食す
今回購入したお菓子はこちら
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まずは「宮様まんぢう」から
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賞味期限は購入日から2日
25個入りで700円(税込756円)
宮様の冠をいただいたお菓子がこの価格ですから良心的。
一口サイズで上品なこし餡 あっという間に5個食べていました。
宮様が食べる事を考え、大きなお口を開けずに、上品に食べられるように、この大きさになったのだと推察します。
酒饅頭ですが、ほんのりと麹の香りが口に広がります。
この香りを活かす為に餡はサラッとした味に炊いているのが理解できました。
本当に美味しかった〜〜
もちろん、その日のうちに完食(一人で食べたわけではありません)
創業当初から継承された自家製の酒種を使っているそうです。
伝統を守り続ける大変さは量り知ることはできません。
いつまでも残してほしい味です。
あなたのサイトのURL、そろそろスリムにしませんか?![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3HCC8O+BLCVUA+50+2HDT1U)
揚げまんじゅうを食す
宮様まんぢうを揚げたお菓子がこちら
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不思議な事に、油で揚げると「宮様まんぢうの」風味が一転
餡の味がしっかりと感じられます。
こんなにも違う味になるのかと驚きました。
是非とも食べ比べて欲しいです。
まとめ
今回は、東海道の旅の際に是非とも食してほしいお菓子
「宮様まんぢう」を作っている潮屋さんを紹介しました。
興津はこんなにも歴史的に重要な場所であった事を今回改めて深く学びました。
お菓子屋さんとして変わらぬ味を守り続けるのは本当に大変な事だと思います。
五代目当主として、これからも伝統銘菓を守り続けて行って欲しいと思いました。
是非とも、お寄りいただいて、この記事が本当かどうか確かめてください。
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旅の途中に立ち寄る情報としてこちらもお読みください
それでは。
UP時間 2020/2/3 21:38
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