ケーキ屋に必須!ケンミックスVSキッチンエイド

お菓子の作り方

お菓子屋さんを始めるとき、あるいはミキサーの買い替えを考えるとき、必ず候補に上がるのが「ケンミックス」と「キッチンエイド」のどちらかではないでしょうか。

私は両方を実際に業務で使ってきた経験があります。今回は、それぞれの特徴・使い勝手をリアルにお伝えします。

ケンミックス(愛工舎)

私が最初に購入した卓上ミキサーが、愛工舎製作所の「ケンミックス」でした。もともと大型ミキサーを製造していた国内メーカーが、業務用として展開した卓上タイプです。

見た目は無骨で「職人用」という雰囲気。付属品はホイッパー2本とアルミ製ビーター1本。現在は別売りでフックも販売されており、少量のパン生地やパイ生地の仕込みにも対応できます。

私は20年以上このミキサーを使い続けました。コンピューター制御のない、シンプルな機械構造なのでとにかく壊れにくい。10万円超えの価格は高く感じるかもしれませんが、1年あたりに換算すれば十分リーズナブルです。

ケンミックスの特徴まとめ:
・生クリームは最大2Lまで泡立て可能
・ボウルの安定感が抜群(倒れる心配なし)
・クリームを入れたまま冷蔵庫保管もスムーズ
・冷却・加温の際はボウルを外す必要がある
・動作音はやや大きめ

キッチンエイド

アメリカ生まれのキッチンエイドは、そのスタイリッシュなデザインで多くの製菓愛好家に愛されているミキサーです。私も修行中に使っており、ずっと「いつか買いたい」と思っていた1台でした。

ケンミックスが壊れたタイミングで、実際に使ってみなければわからないと思い購入。現在も業務で使い続けています。

業務での使用には、ボウルリフトタイプ(右のレバーでボウルを持ち上げる)の大きめサイズを選ぶことをおすすめします。小型モデルは家庭用として考えてください。

キッチンエイドの特徴まとめ:
・生クリームは最大1.5L(大型タイプの場合)
・ボウル下から氷水・温水を当てられる(夏場のクリーム泡立てや生地の温調に便利)
・動作音はケンミックスより静か
・泡立て能力はケンミックスより若干劣る
・低速での混合・パン生地には力を発揮
・ボウルがやや不安定で、ホイッパーを入れたまま置くと中身が倒れることがある

どちらを選ぶ?

どちらも頑丈で長く使える優秀なミキサーです。総合的な評価では、私はケンミックスをおすすめします。ボウルの安定性、ホイッパーを入れたまま保管できる安心感——小さなことに聞こえますが、毎日の業務では積み重なって大きな差になります。

ちなみに、現在の私の手元にあるのはキッチンエイドです(笑)。どちらにも良さがあるので、使う環境や優先したい機能で選んでみてください。

購入時の注意点

最後に、ミキサーを選ぶ際のポイントをいくつかお伝えします。

ボウルは2つ持とう。少し出費は増えますが、作業効率が格段にアップします。メルカリやヤフオクで同型のボウルを探すのもありですが、本体は新品を購入することをおすすめします。長持ちしますし、安心感が違います。

部品は必ず型番で確認を。「少し違っても使えるだろう」は禁物です。微妙なサイズの差で使えないケースがよくあります。型番を必ず確認してから購入してください。

道具にしっかり投資することは、仕事のクオリティと効率を上げることに直結します。後から「あの時買っておいてよかった」と思える選択をしてください。参考になれば嬉しいです。


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静岡県富士宮市青木で60年以上続く、地元に愛される和洋菓子の老舗です。

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営業時間:火〜日 8:00〜19:30(月曜定休)/住所:静岡県富士宮市青木325-12

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