ケーキといえば、いちご。
いまは一年中、いちごののったケーキが並ぶのが当たり前になりました。
うちも、以前は夏でもいちごを使っていました。
でも2025年から、6月後半から12月の初めまでは、いちごを使わないことにしました。
夏にお誕生日ケーキを頼んでくださったお客様の中には、「あれ、いちごがない」と思われた方もいるかもしれません。
今日は、その理由をお話しします。

いちばんの理由は、手に入らなくなったこと
いちばん大きな理由は、安定して手に入らなくなったことです。
夏のいちごは、国産だと北海道や秋田のものが多くなります。
ただ、それでも途切れてしまう期間があります。
アメリカやオランダのものもありますが、品質が安定しません。
ケーキのご注文は、日にちが決まっています。
その日に、決まった数の、きちんとしたいちごがそろわなければ、お約束のケーキが作れません。
そこへもうひとつ、配達してくれる果物屋さんが減ってしまいました。
菓子屋は朝から仕込みで手が離せません。果物を届けてくれる店があってこそ、毎日のケーキが作れていました。
地元のいちごを知っていると、物足りない
そして、味のことです。
冬から春にかけては、地元のいちごが使えます。いまのメインは「きらぴ香」です。
それと比べてしまうと、夏のいちごはどうしても味に物足りなさを感じます。
それでいて、値段は高い。
物足りないと感じるものを、高いお金をいただいてケーキにのせる。
それを続ける理由が、だんだん見つからなくなりました。

その季節には、その季節の果物があります
ちょうど同じころ、いちごのない季節に、いろいろな品種のぶどうが出回るようになりました。
8月から9月ごろには、メロンもあります。
いちごの代わりを、無理に探したわけではありません。
その季節に美味しいものが、ちゃんとあった。それを使うことにしました。


ご注文のときは、苦手な果物だけ教えてください
この季節にご注文をいただくときは、苦手な果物を伺って、あとはお任せしていただいています。
その時期にいちばん美味しい果物で、お作りします。
正直に言うと、「いちごがない」とお伝えして、キャンセルになったこともあります。
でも、それはほんの数件です。
知っていただければ、楽しんでいただける。
そう思って、インスタグラムでも季節のケーキを発信しています。
おわりに
いちごは、12月の初めに戻ってきます。
クリスマスから春にかけては、地元のいちごでお作りします。
ちなみに地元のいちごも、あと数年でまた品種が変わっていくそうです。
いちごの世界も、少しずつ動いています。
いまは、なんでも一年中手に入るのが当たり前になりました。
だからこそ、美味しいものを、美味しい季節に。
夏はぶどうやメロン、冬はいちご。
ケーキの上で、季節の移り変わりを楽しんでいただけたらうれしいです。
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📌 新月堂(しんげつどう)
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